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	旅のはじまり「歴史探訪」

	だんさん宣言！ もともとはだんさんが、「4月の誕生日までに日本の免許を更新したいから、春に日本に行く」と宣言しはったことから始まったんやわ。子供達はもっぱら夏ばっかしやし、この間恐怖の冬も経験したことやし、春には行ったことがないねんからほな、今回の一時帰国は春休みにしよか、春休みやったら現地校も補習校も宿題ないことやし。とこれで決まり。 バックパック 背負って・・・ 「歴史探訪の旅」 前から、子供が自分の荷物を持ってちゃんと歩けるようになったら、それぞれバックパック一つ背負って日本国内を旅行したいなぁ、とは思てたんやわ。まだモンについては「ちゃんと」歩けるかどうかは怪しいとこやけど、あんまり先延ばしにしてたら、子供が付いて来てくれへんようになるやんか。 ま、ここらあたりが一番えーときやよね。 補習校では社会を習い始めて日本史を少しずつやってるし、ここはひとつ「歴史探訪の旅」にしよう、ということになって、出てきた候補地が広島、姫路、京都、奈良そして静岡。 なんで静岡が入ってるかというと、だんさんが昔行った「登呂遺跡」を子供にも見せたいんやそうな。「登呂遺跡」って「竪穴式住居」やで。あーた、「歴史探訪の旅」もそこまで遡るんかいな。 結局、日程と交通費の関係で、広島はパスすることに。（私は自分が小学生の時に原爆記念館を見て衝撃を受けているんで、ぜひ連れて行きたかってんけど。）姫路は奈良に行く前日、赤穂にいる友達と待ち合わせて行き、一家4人での旅は奈良からの始まりとなってん。 奈良→京都 奈良では猿澤の池のほとりに宿を取り、法隆寺、興福寺、東大寺、唐招提寺、奈良公園で鹿に鹿せんべいをやり、翌日は明日香村をサイクリング。石舞台古墳、鬼の雪隠、鬼の俎、高松塚古墳の壁画などを見学。 京都に移動して、金閣寺、龍安寺、三十三間堂、清水寺、銀閣寺、平安神宮、とまさに寺社仏閣のオンパレードやん。 静岡→登呂遺跡 静岡では民宿に一泊していちご狩り。とどめに久能山東照宮の１１５９段の石段を登って、徳川家康のお墓を見てきましたがな。立派なお墓の右隅に「家康の愛馬の墓」があったんはおもしろかった。最後に登呂遺跡で竪穴式住居と高床式倉庫を見て、仕上げに「登呂遺跡博物館」を見学するはずが、まさかの休館。定休日の月曜日をわざわざ避けたつもりが、3月30日、期末の3日間休館にひっかかったのでした。仕方がないのであきらめて、雨も降ってきたことだし、さっさと東京へ移動。 東京 だんさんの実家に到着した後に、本降りとなったから、早めの移動は正解やったわけよね。これで今回のメイン、「歴史探訪の旅」は終わったわけやけど、東京滞在中ももりだくさんやってんわ。実家の近く、世田谷区羽根木公園にお花見に行ったり、中野まで、だんさんお勧めの「ジンギスカン」を食べに行って、時間つぶしに中野サンプラザでボーリングしたり、神宮球場へ「横浜対ヤクルト」の試合を見に行ったり。なぜか自分達だけで行きたいと言い張って、プーとモンの二人で近くの銭湯に行ったのも、彼らにしては小さな冒険だったのかも。